近畿地方のクルマ旅先100選【車中泊クルマ旅のプロが厳選!】2023年9月更新

高野山 未分類

車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がセレクトした、2023年9月現在の、近畿地方でお勧めしたい旅先を集約している車中泊の旅行ガイドです。

プロの車中泊旅行者にしか書けない、”オンリーワン”のコンテンツ

車中泊

この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の近畿地方編です。

※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

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~ここから本編が始まります。~

近畿地方でお勧めしたいのは、歴史と文化に彩られた”骨太のコンテンツ”を持つ旅先

石舞台古墳

プロローグ

南紀(和歌山県)

紀中(和歌山県)

紀北(和歌山県)

大和平野(奈良県)

五條・吉野(奈良県)

大和高原(奈良県)

洛南(大阪府・京都府)

京都市内(京都府)

嵐山嵯峨野・亀岡・福知山(京都府)

丹後半島(京都府)

湖東(滋賀県)

湖西(滋賀県)

神戸・有馬温泉(兵庫県)

淡路島・明石・播磨(兵庫県)

但馬

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プロローグ

清水寺

国内最大規級の世界遺産「熊野古道」を有する和歌山、太平洋と日本海の幸に恵まれた兵庫、「ヤマト政権」から始まる奈良、さらに都として1000年の時を刻んだ京都、そして「天下の台所」と呼ばれた食い倒れの街大阪… 

歴史と文化だけを見ても、日本を語るに欠かせなのが近畿地方だ。

鳴門のうずしお

しかしそのいっぽうでは、原生林が生い茂る大台ヶ原や、渦潮の巻く鳴門海峡といった、豊かな自然にも恵まれている。

ここではその両方をいかに満喫するかが、うまく旅を重ねる秘訣になる。

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南紀(和歌山県)

神倉神社

ランドマーク・スポット#059
神倉神社

「熊野三山」という言葉ができる以前に、熊野大神が一番最初に降臨されたとされる聖地。

天ノ磐盾(あまのいわたて)と呼ばれる崖の上にあり、熊野古道中の古道とされる五百数十段の、まさに仰ぎ見るような自然石の石段を、登りつめたところに御神体のゴトビキ岩がある。

旅先の概要

南紀白浜温泉

京阪神から紀伊水道に沿って和歌山市内・御坊を超え、日本三古湯に数えられる名湯「崎の湯」と、黒潮がもたらす味わい深い海鮮に加えて、「白良浜」や「三段壁」が織りなす美しい風景の三拍子が揃った、紀伊半島屈指のマリンリゾート「南紀白浜温泉」を目指す。

潮岬

白浜町からは「潮岬」がある串本まで一気に南下し、さらにくじらの町太地を経て、那智勝浦温泉で一休み。

名湯「忘帰洞」で疲れを癒やし、特産の生マグロを味わって鋭気を養おう。

そして最後に、世界遺産・熊野古道の中核をなす熊野本宮大社を筆頭にする「熊野三山」を参詣する。

帰りは「龍神温泉」経由で、「高野龍神スカイライン」を走れば、高野山に行くことも可能だ。

主な見どころ

橋杭岩 朝日

南紀白浜温泉・龍神温泉・串本・潮岬・太地・南紀勝浦温泉・那智山・新宮・湯の峰温泉・熊野本宮

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紀中(和歌山県)

道の駅 白崎海洋公園

ランドマーク・スポット#060
白崎海洋公園

公園全体が白い石灰岩で囲まれ、青い海と氷山のような白い岩のコントラストが美しい「白崎海洋公園」は、”日本のエーゲ海”の異名を持つ、和歌山県中部に位置する人気観光スポットだ。

湯浅御坊道路の広川インターから、約17キロ・クルマで30分ほど由良町の海に向かって進んだ最果てにあり、現在は道の駅にも指定されている。

旅先の概要

あらぎ島

和歌山市内から有田に出て、先に内陸部にある「あらぎの里」を訪ね、そこから湯浅に出て1泊した後、紀伊水道に面した「白崎海洋公園」を見て、みなべに向かう。

南部梅林

みなべは梅の季節と、初夏のウミガメの産卵期はお勧めだが、その他のシーズンは特に見どころがあるわけではないので、南紀白浜温泉まで直行してもかまわない。

主な見どころ

あらぎの里・湯浅・白崎海洋公園・みなべ

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紀北(和歌山県)

奥の院

ランドマーク・スポット#061
奥の院

弘法大師御入定の地で、弘法大師信仰の「メッカ」であり、高野山の聖域とも呼ばれている。中でも1400年にわたって毎朝続く「生身供」は見もので、誰でもその時間に行けば無料で見学できる。

一ノ橋から御廟に続く約2kmの参道沿いには、まっすぐ伸びた杉の大木に挟まれるように、20万基を超える諸大名の墓碑や祈念碑、慰霊碑が立ち並び、国の史跡にも選ばれている。

旅先の概要

真田ミュージアム

まずは大河ドラマ「真田丸」の舞台にもなった九度山から、世界遺産の高野山に登り、かつらぎに下って、そこから京奈和道で和歌山市内へと向かう。

市内では日本100名城に名を連ねる「和歌山城」を訪ね、それから雑賀崎のある「和歌浦」を散策して、「和歌山マリーナシティー」に向けて南下する。

主な見どころ

雑賀崎

九度山・高野山・和歌山城・和歌浦・ポルトヨーロッパ

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大和平野(奈良県)

平城京

ランドマーク・スポット#062
国営平城宮跡歴史公園

正式名は「国営平城宮跡歴史公園」だが、旅行者は単純に「平城京跡」と理解するほうがわかりやすい。平城京は「街」、平城宮は「官庁街&皇居」を意味し、平城京の中に平城宮があった。

ちなみに「奈良時代」は、奈良に都があった時代のことではない。

大和平野には、古墳時代から飛鳥時代の長きに渡る”首都としての歴史”があり、その集大成が平城宮を中心に政治が行われた「奈良時代」になる。

「国営平城宮跡歴史公園」をランドマークスポットにしている理由は、ここに行けば、古代日本の首都・奈良の正しい理解が得られるからにほかならない。

旅先の概要

大和平野は狭いエリアなので、あえてここでは歴史の古い順に歩みを進めることをお勧めしたい。

その意味からすると、最初は邪馬台国の遺跡とも呼ばれる「巻向遺跡」がある桜井に入り、

まずは今なお発掘調査と公園整備が進む平城京から、東大寺・春日神社を包含する奈良公園、さらには世界遺産「法隆寺」が残る斑鳩まで、国内一級品と呼ぶに相応しい史跡を訪ねてまわる。

そこからは時代を遡り、

主な見どころ

東大寺 大仏

平城京跡・奈良公園・法隆寺・明日香村・橿原

車中泊旅行ガイド

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五條・吉野(奈良県)

吉野山

ランドマーク・スポット#062
吉野山
シロヤマザクラを中心に約200種3万本の桜が密集し、尾根から尾根へと山全体を埋め尽くす様子は、いにしえより「ひと目1000本」と称されてきた。

そのイメージが強いのだが、吉野山には伝説の行者「役小角」が建立したと伝わる金峯山寺や、吉野と熊野を結ぶ大峯山を縦走する、世界遺産に登録された大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)、さらには南北朝時代の吉野朝皇居跡など、歴史上の見どころも数多く残されている。

【旅先の概要】

古墳時代のロマンあふれる明日香村から、千本桜が花開く吉野山、そして世界文化遺産に登録された近畿の秘境・天川村まで、「知られざる奈良」の魅力が凝縮されたエリアを旅する。

さすがにここは、予習なしで楽しむのは難しい。

【主な見どころ】

吉野山・みたらい渓谷・洞川温泉・明日香村

【車中泊旅行ガイド】

明日香村・橿原

 

 

 

洛南(大阪府・京都府)

寺田屋

ランドマーク・スポット#064
寺田屋
幾度となくテレビや映画で取り上げられてきたため、「龍馬襲撃事件」の現場で有名なのだが、歴史学者にとっては「薩摩藩の内乱」の舞台であることのほうがが重要らしく、一般的にはそれを「寺田屋騒動」、あるいは「寺田屋事件」と呼んでいる。

【旅先の概要】

平安京遷都の導火線ともいえる長岡京から、平安時代・秀吉と家康の時代、そして幕末ゆかりの史跡がひしめく洛南は、あたかも1000年の都・京都の縮図のようだ。ここでは「おんな酒」とも呼ばれる日本酒も見逃せない。

【主な見どころ】

山崎・宇治・淀・伏見

京都市内(京都府)

京都御所

ランドマーク・スポット#065
京都御所
京都にはほぼ同じところに「御所」と「御苑」があるが、その違いをご存知だろうか。

「御所」には他にも、内裏・皇居・禁中といった様々な呼び方があり、ことさらややこしく感じるのだが、要は「天皇が居住し、儀式や公務を執り行う場所」のこと。そして御苑は、かつてそれをサポートする公家が生んでいたエリアを、明治維新後に整備した国民公園を指している。

その「御所」が現在は通年無料開放されており、予約無しで見学できる。

【旅先の概要】

京都市内のほぼ全域を、セルフ・パーク&ライドでまわる。

多彩なコンテンツと広いエリアを誇る洛南は、あえて独立させているが、連動して旅をすることは可能だ。ただし観光密度の高い京都では、想像する以上に日数がかかることを覚悟しよう。

【主な見どころ】

洛中・東山・北山・貴船/鞍馬

嵐山嵯峨野・亀岡・福知山(京都府)

天龍寺

ランドマーク・スポット#066
天龍寺
数ある京都の世界遺産の中でも、指折りの紅葉スポットとして知られているのが、嵯峨野にある天龍寺だ。

1339年(暦応2年)に足利尊氏が、後醍醐天皇の菩提を弔うために創建した臨済宗天龍寺派の大本山で、別格に位置づけられた南禅寺に次ぐ京都五山第一位の格式を誇っている。

【旅先の概要】

【主な見どころ】

嵐山・嵯峨野・亀岡

丹後半島(京都府)

天橋立

ランドマーク・スポット#067
天橋立ビューランド

「松島」「宮島」とともに、「日本三景」に挙げられている特別名勝。 

砂嘴(さし)でできた砂浜には、約5000本もの松が茂っており、高台から望むその光景が、天に架かる橋のように見えることから、その名がついた。

展望所は2ヶ所あり、写真は「天橋立」が天に舞う龍のように見えることから「飛龍観」と呼ばれている「天橋立ビューランド」からの展望。

もうひとつの「傘松公園」からの眺めは、「天橋立」が昇り龍のように見えることから「昇龍観」と呼ばれている。

【旅先の概要】

日本三景のひとつ「天橋立」がある宮津、ブランド松葉ガニで有名な間人(たいざ)を有する丹後半島、そして舟屋で知られる伊根、軍港のあった舞鶴と、見どころの多い風光明媚なシーサイドエリア。大阪からのアプローチは、最初に久美浜から入り、時計回りに観光して舞鶴に向かうほうがスムーズだ。

【主な見どころ】

宮津・京丹後・伊根・舞鶴

【車中泊旅行ガイド】

湖東(滋賀県)

彦根城

ランドマーク・スポット#068
彦根城

「関ヶ原の合戦後」に、徳川四天王の井伊直政が拝領した彦根の地に、天下普請で築かれた城。

世界遺産に登録された姫路城と同様、当時の城郭がほぼ完全に残る「現存12天守」のひとつで、天守は国宝指定されている。

彦根藩は多くの大老を輩出しており、中でも幕末の「桜田門外の変」で暗殺された井伊直弼は有名だ。

【旅先の概要】

サイクリング用語で「ビワイチ」と呼ばれる琵琶湖一周の旅路を、湖東と湖西に分けて周る。湖東は桃山時代に築かれた有名な城が多く、歴史好きにはお勧めのエリアだ。

【主な見どころ】

守山・近江八幡・安土・彦根・長浜

湖西(滋賀県)

マキノ メタセコイア並木 雪

ランドマーク・スポット#069
マキノ高原

この写真は、「日本で初めてカタカナの名前がついた町」というユニークな歴史を持つ、現在の高島市マキノ町のシンボルともいえる景観。

「マキノピックランド」から「マキノ高原」へとまっすぐ伸びる道路沿いに、約2.5キロにわたって続くこのメタセコイア並木は、1994年(平成6年)に読売新聞社の「新・日本街路樹百景」に選定された絶景ロードだ。

全国にその名が知られるようになったきっかけは、2002年に放送され、日本でも爆発的ヒットとなった韓流「冬のソナタ」。

そのオープニングシーンや各場面に登場したメタセコイアの並木道に酷似しているとの口コミから、多くの観光客が訪れるようになった。

【旅先の概要】

湖西は比叡山や鯖街道に面した朽木など、内陸部にも見どころが多く、自然も濃い。そのため湖東とは違う琵琶湖の側面も見られるが、そのぶんコース取りが重要になる。

【主な見どころ】

比叡山・大津・朽木・マキノ高原

神戸・有馬温泉(兵庫県)

南京町

ランドマーク・スポット#070
南京町

横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大チャイナタウンの一つに数えられ、東西約200メートル、南北約110メートルの範囲に、100を数える店舗が軒を連ね、店頭ではテイクアウトの点心やスイーツ、あるいは雑貨、記念品などを販売している。

ちなみに「南京町」という言葉は、かつて中国人街を指す一般名称であったが、そのほとんどは戦後に改称したため、現在では事実上神戸のこの地区のみを指す固有名詞になっている。

【旅先の概要】

公共交通機関を使う旅とは違い、大阪寄りの灘・六甲の見どころと、さらに有馬温泉をリンクした「広域の神戸」を堪能する。

【主な見どころ】

灘・六甲・三宮・神戸・有馬温泉

淡路島・明石・播磨(兵庫県)

アジュール舞子

ランドマーク・スポット#071
アジュール舞子

アジュール舞子は明石海峡大橋の東、神戸市側にある「白砂青松の舞子の浜」を復元した公園で、「三井アウトレットパーク」「マリンピア神戸」などの商業施設と、人工の砂浜を持つ舞子海水浴場の愛称だ。

写真愛好家の間では、砂浜から明石海峡大橋が望めるフォトスポットとして知られている。

【旅先の概要】

明石海峡大橋を挟んで対峙する2つのエリアを旅する。

淡路島は車中泊環境がよく整っており、1泊2日で一周できるビギナーにも優しい旅先だ。また明石から龍野を経て姫路へと続く播磨一帯は、おいしい食材の宝庫である。

【主な見どころ】

淡路島・舞子・明石・姫路・龍野

但馬

城崎温泉

ランドマーク・スポット#072
城崎温泉

開湯以来、外湯をめぐる温泉客を大切にしてきた城崎温泉は、巨大なホテルが立ち並び、激しい設備競争を繰り返しては宿泊客の独占を図ろうとする温泉地に比べると、はるかに開放的で居心地がいい。

それは車中泊の旅人に対しても同様で、温泉街の「界隈」にも「近郊」にも、多種多様な観光スポットと車中泊スポットが揃っており、季節や目的に応じて様々なスタイルで「温泉旅」が楽しめる。

【旅先の概要】

雲海に浮かぶ竹田城跡や、皿そばで有名な出石、さらに冬は松葉カニで賑わう但馬海岸など、近畿屈指の多彩な見どころを誇る。ベストシーズンはやはり松葉ガニ漁が始まる11月。年を超えると積雪と凍結への備えが必要だ。

【主な見どころ】

竹田城跡・出石・城崎温泉・香住・湯村温泉

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