知床半島で一番車中泊をする人が多い場所は、道の駅・うとろシリエトク

うとろ・シリエトクはオホーツク海沿いを走る国道334号線沿いに建ち、知床横断道路に近い好立地にある。

ご承知の通り、知床半島は世界自然遺産に登録されており、ガラパゴス諸島やグレートバリアリーフと肩を並べる憧れの存在だ。世界遺産センターを併設するこの道の駅は、国内のみならず世界中からやってくる人々に向け、その玄関口の役割を担うべく2007年4月に開業した。

観光バスを悠々と収容できる広い駐車場、コンシェルジュが常駐する観光案内所、そして地元の特産物を多数揃えた売店など、古くから知床を知る人間にはちょっと信じ難いような充実の施設が、静かだった港町に出現した。

館内のインフォメーションコーナー(観光案内ブース)

その奥にお土産物などが並ぶ物販・飲食コーナーがある。

隣接する知床世界遺産センター(入場無料)

さて。駐車場はサービスエリア的なレイアウトで、ほとんど傾斜はなく車中泊をするのに特に支障は感じられない。

徒歩圏内にはセイコーマートとセブンイレブンのほか、海鮮料理店やコインランドリーもある。また日帰り温泉の「夕陽台の湯」や外来入浴を受け付けてくれるホテル街まで、クルマなら5分ほどしかかからない。その面では車中泊に適したロケーションといえるだろう。

したがって夏は夜間も満車になることがある。ヒグマが出没するイメージが強い知床半島では、迂闊に公園の駐車場で車中泊をするわけにもいかないため、無料を好む車中泊客は道の駅に集まってくる。

だが、車中泊客の数が増えれば、マナーの悪い利用者の数もそれに比例する。

写真はトイレに貼られた道の駅からの「お願い」。書かれているような行為が頻発していることを物語る何よりの証拠だろう。世界を旅慣れたバックパッカーたちに、情けない日本人のオートキャンプシーンを見られるのは、さすがにちょっと情けない(笑)。

かつては鮭釣りで長期滞在する輩が半独占的に使用していた海側の一画。たが護岸工事が進み、どうやら今はここから閉め出されたようだ。そのため驚くほど羽目を外した車中泊の姿は見かけなくなった。

さて… 迷惑な行為が平気でできる人たちと「同居」したくないという人には、すぐ近くに「国設知床野営場」がある。ここは大人ひとり1泊400円で利用できる快適なキャンプ場で、ゴミは処分できるし、管理棟にはキレイな水洗トイレとコインランドリーがある。しかも「ウトロ温泉・夕陽のあたる家」にも徒歩で行くことが可能だ。

ただし近年はライダーやバックパッカーなどのテントキャンパー用のスペースが拡大され、オートキャンプの場所は減少している。

キャンプ場への依存度からすればわからないでもないが、いっぽうでは道の駅での車中泊旅行者を増やす要因にもなっている。

そんな事情もあって、筆者は最近知床峠を超えた先にある「国設羅臼温泉野営場」で泊まるようにしている。車中泊はこちらのほうが圧倒的にやりやすい。

道の駅うとろ・シリエトク
〒099-4354 北海道斜里郡斜里町ウトロ西186−8
☎0152-22-5000
■普通車駐車台数:160台

■最寄りの温泉
ウトロ温泉・夕陽のあたる家
☎01522-4-2764
日帰り入浴の受付時間:15:00〜21:00
料金:大人(小学生以上) 600円(税別)

【車中泊好適度】
1.駐車場の平坦度=ほぼ平坦
2.ゴミ箱の有無=なし
3.入浴施設までの距離=約1キロ
4.飲食・物販施設の営業時間=レストランは18時30分まで
5.コンビニ・スーパーまでの距離=徒歩圏内 

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